iTunesのバックアップと復元方法
パソコンをリカバリしたときにiTunesの設定ファイル、音楽ファイルを含めてバックアップとリストアを行ったので手順を残しておきます。
今回はパソコンのリカバリでしたが、新しいパソコンにiTunesを移行したりする場合でも参考になると思います。
ちなみに、この手順はiTunes8の場合です。
事前準備
(1)iTunesを起動し、以下のように設定して終了する
・[itunes Music]フォルダの場所を[D:\Files\iTunes Music]にする
※音楽フォルダの場所はそれぞれの環境に置き換えてください。
・フォルダを整理する
・ライブラリへの追加時に[iTunes Music]フォルダにファイルをコピーする
(2)iTunesを最新バージョンにバージョンアップ
リカバリ後にiTunesをインストールしたときにバックアップ時とバージョンが違うと、設定ファイルをうまく読み込めない可能性があるので、現在使っているiTunesを最新バージョンにバージョンアップします。
(3)設定と音楽ファイルのバックアップ
・音楽ファイルの入っているフォルダ名を[iTunes Music]から[iTunes Music Bak]に変更 ※パソコンの移行では新しいパソコンに[iTunes Music]フォルダをコピーし、コピーしたフォルダ名を[iTunes Music Bak]に変更してください。
・[C:\Users\ユーザー名\Music\iTunes]フォルダをバックアップ
※これが設定ファイルです。
設定と音楽ファイルの復元
(1)iTunesを起動して以下のように設定して終了する
・[itunes Music]フォルダの場所を[D:\Files\iTunes Music]にする
・フォルダを整理する
・ライブラリへの追加時に[iTunes Music]フォルダにファイルをコピーする
(2)[C:\Users\ユーザー名\Music\iTunes]にバックアップした設定ファイルをリストア
(3)[D:\Files\iTunes Music]フォルダを削除して[D:\Files\iTunes Music Bak]フォルダのフォルダ名を[D:\Files\iTunes Music]に変更
以上で終了です。iTunesを起動して正常に復元されていることを確認してください。
ipodでアートワークが表示されない場合の対処法
ipodのバグっぽいのでメモ。
ipod nanoでcover flowを見てたらPCでは表示されるはずのアートワークが表示されなかったので色々試してみました。
原因としては、アルバムの2番目以降にアートワークが登録されていると、ipodで表示されないようです。
おそらくそのうち対処されるでしょうが、気になる人はアルバムの1番目にアートワークを登録するようにしましょう。
foobar2000のインストールからCDの取り込み方法まで
私はよく音楽の取り込みにfoobar2000を使っています。理由は以下です。
- 正しい日本語でタイトル情報が登録できる。(iTunesとかだとタイトルがおかしいときがあります。例えばローマ字部分が全角になっていたり)
- ローカルにある音楽ファイルに対してもタイトルが取得できる。(これはホント便利!)
- 外部エンコーダを指定できる。(lameがお勧め!)
そこで今回は、foobar2000(v9.5)のインストールからCDの取り込み方法までを紹介します。
分かりにくいかもしれませんが、ご勘弁を。
1.foobar2000のインストール
公式サイトからダウンロードし、インストールします。
インストール方法はデフォルトのままで大丈夫ですが詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
2.日本語化
<ファイルの場所>
こちらのページで配布されています。<設定方法>
中にあるexeファイルを実行し、foobar2000をインストールしたフォルダを選択します。
※日本語化できるのは設定画面(File⇒Priferance)のみです。
3.日本語対応タイトル情報の取得(コンポーネント名:foo_freedb2)<ファイルの場所>
ここの「freedb tagger」の右にある「component archive」からダウンロード。<設定方法>
(1)File⇒Preferenses⇒Tools⇒Taggingを開き、「edit」をクリックし、以下のように入力
* Protocol⇒HTTP
* Server⇒freedbtest.dyndns.org
* Port⇒80
* Address⇒/~cddb/cddb.cgi
* Description⇒自分が分かりやすい名前に設定する。
(2)すべて保存をクリック。
補足
基本的にはCDの取り込み時に使用しますが、ローカルにある音楽ファイルのタイトル取得にも使用できます。
その場合はタイトルを右クリックし、Tagging⇒Get Tags From Freedb を選択します。
4.エンコーダの設定(エンコーダ名:lame)<ファイルの場所>
※winrarはシェアウェアですが、期間を過ぎても使うことのできる高機能な解凍ソフトです。<設定方法>
(1)File⇒Preferenses⇒Tools⇒Converterを開き、「エンコードのプリセット」欄で「新規追加」をクリック。
(2)画面上部の「エンコーダー」欄で「Custom」を選択。
(3)画面中部の「エンコーダー」の右にある「参照」をクリックし、lame.exeを選択。
(4)「拡張子」に「mp3」を入力
(5)パラメータに「-b 192 - %d」
「-b 192」は「192kbps」の固定ビットレートです。
固定ビットレートを変える場合は「192」の部分を、次の数字の中から選択します。数字が大きいほど高品質ですが、ファイルサイズが大きくなります。
64 80 96 112 128 160 192 224 256 320
(6)すべて保存をクリック。
※こちらのぺーじを参考にしました。
5.取り込む音楽ファイルを保存するフォルダの登録
<設定方法>
File⇒Preferenses⇒Tools⇒Converterを開き、「出力ファイル名」欄の「シングルトラック」に
以下の記述に変更(ドライブ直下の「Music」フォルダの中にアーティスト別に保存する場合)
\Music\[%album artist%]\%album%\[%list_index% ]%title%
6.CDの取り込み方法
(1)File⇒Open Audio CD⇒取り込みをクリック。
(2)まずタイトル情報の取得を行います。「ソース」欄で[3.日本語対応タイトル情報の取得]で設定したfreedbの名前を選択し、検索をクリック。
(3)複数件マッチした場合は自分の好きなものを「Matches」から選び、「UpdateFiles」をクリック。
(4)次に前画面に戻るのでここで「取り込み」をクリック。「コンバータのセットアップ」画面が表示されます。
(5)「コンバータのプリセット」欄から[4.エンコーダの設定]で設定したlameの設定を選び、「OK」をクリック。
(6)保存場所を聞かれるので、ドライブを選択し、「フォルダの選択」をクリックします。
(少しわかりにくいですが、例えばDドライブに保存する場合はDドライブを選んだら「フォルダの選択」をクリックしてください。
(7)[5.取り込む音楽ファイルを保存するフォルダの登録]で設定した保存場所がドライブ以下に自動的に設定されるのでドライブ直下に保存されることはありません)
(8)取り込み終了後は[5.取り込む音楽ファイルを保存するフォルダの登録]で設定した場所に保存されていることを確認します。
以上で終わりです。次はfoobar2000をiTunesみたいなインタフェースで使う方法について書きたいと思います。